▶︎やさしいいばしょが生まれた理由
私たちの身の回りには、親や身近な大人に頼れず、ひとりで課題を抱えて生きている若者がいます。「助けて」と誰にも言えないまま、支援の存在にすらたどり着けない…
そんな状態で日々をなんとか生き延びている若者が、確かに存在しています。わたしたちはそんな若者たちに、「ここにいていいんだよ」と伝えられる場所をつくりたくて、このプロジェクトをはじめました。


▶︎私たちの願い
私たちは、すべての若者が安心して自分らしく生きられる社会を目指し、活動を続けていきます。
やさしいいばしょプロジェクトは、安心できる「人とのつながり」を増やすことを目的としています。
それらのつながりが、暮らしの土台を整え、「支えられること」と「支えること」がめぐりあい、やさしさの循環が生まれていく未来を目指しています。
▶︎大切にしていること
わたしたちが活動のなかで大事にしているのは、「完璧じゃなくていい」「全て話さなくてもいい」「つながりすぎなくてもいい」環境づくりです。そして、「何が正しいか」ではなく、「どうしたら安心できそうか」を一緒に考えたい。正解よりも、安心できるやりとりを大切にします。

きっかけとなった社会背景
日本では近年、児童虐待や中高生の自殺が深刻な社会問題となっています。2022年度の児童虐待相談対応件数は過去最多の219,170件に達し、2024年の小中高生の自殺者は529人で過去最多となりました。これはあくまでも認知されている件数であり、実際に虐待を受けている人、もしくは虐待を受けているけれど気づいていない人は多く存在しています。今この瞬間にも、誰にも相談できず、自ら命を断つことを視野に入れている人もいるかもしれません。
児童相談所が対応できるのは原則18歳未満の児童に限られており、18歳以上の若者に対する支援の枠組みは十分ではありません。このような状況を受け、2022年に改正児童福祉法が成立し、児童養護施設や里親のもとで暮らす子どもへの支援対象年齢の制限は撤廃されるなどの動きはありますが、現実には18歳以上の若者が直面する課題に対する支援は依然として不足しています。

私たち「やさしいいばしょプロジェクト」は、親や身近な大人に頼れずどうしたらいいかわからないと感じている若者たちと一緒に考えたり、安全な場所へ避難するための支援を行うことを目的としています。安心できる人とのつながりを提供する「居場所づくり」を通して、若者が社会で自立し、生き抜いていけるよう伴走することを目標にしています。また、地域や企業の大人たちとも連携し、社会全体で若者を支える仕組みを築いていきます。

やさしいいばしょのこれから
― わたしたちは、やさしさの“木”を育てます ―
「やさしいいばしょ」は、いま、やっと芽を出したばかりの小さな団体です。私たちには「みんなが安心して、自分らしく過ごせる居場所をつくりたい」という思いがあります。時間をかけて、根を張り、枝を広げ、やがてやさしい木陰をつくるように、この場所を育てていきます。
▶︎Step1:種をまく

小さな発信を始めます。SNSやホームページで情報発信を行い、オンライン上でイベントの企画を行います。ことばや表現を通じて、自分を大切にできる時間を届けられるような工夫を考えます。
▶︎Step2:芽が出る

心の居場所作りに取り組みます。ワークショップやお話会を開催し、参加者の方々とのつながりを大切にします。ワークショップや表現の時間を通して、ことばにならない気持ちに寄り添う活動を広げます。
▶︎Step3:幹がのびる

将来などへの不安がある若者が自分のペースで働き方や生き方を考えられるような機会づくりをします。また、専門的な知識を持った方々と共に支える方法を考えたりしながら、専門性を持った運営を行います。
▶︎Step4:葉が広がる

期間限定の居場所づくりに挑戦します。クラウドファンディングや助成金などの活用を検討しながら、次のステップへの準備を整えます。みんなが集まれる居場所をつくりたい。その想いが、かたちになりはじめます。
▶︎Step5:実がなる

常設の居場所設立を目指します。「今困っている」「今すぐに助けてほしい」に対応できる空間を作ります。社会資源の活用や専門職との連携を図り、必要な支援に繋がることができるような居場所を作ります。
▶︎Step6:輪が広がる

「やさしいいばしょ」づくりが、根づいていくことを目指します。他の地域と連携したり、他の人にも、やさしさのたねが届いていくようにします。そうして「やさしいいばしょ」が、森のように広がっていきます。
あなたもこの木のそばで、ひとやすみしませんか?

この成長のどこかに、きっと、あなたの居場所を作ります。