こんにちは。「やさしいいばしょ」編集部です。みなさんは「地域包括ケアシステム」という言葉を聞いたことがありますか?今回は、この仕組みがどんなもので、私たちの暮らしとどう関わっているのかをご紹介します。
地域包括ケアシステムとは?
日本では、超高齢社会が進んでいます。高齢になっても、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けたい――そんな願いを支えるために考えられた仕組みが、「地域包括ケアシステム」です。
このシステムでは、高齢者が最期まで安心して暮らせるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援といったサービスが、地域の中で切れ目なく提供されることを目指しています。そして、このシステムを支えるキーワードが「4つの助け合い」です。

4つの「助」
地域包括ケアシステムを実現するには「助け合い」が必要になります。そこで、4つの「助」があります。それは、「自助」「互助」「共助」「公助」です。
1.自助
自助とは、自分で自分を助けることを言います。例えば、自分で健康管理をするようなことで、自らが自分の生活の中の課題を解決しようとする力のことです。
2.互助
互助とは、お互いに助け合うことで、ボランティア活動や住民組織の活動が挙げられます。それぞれが持っている生活の中の課題を相互に解決するような力のことです。
3.共助
共助とは、医療や年金、介護保険、社会保険制度などのことで、被保険者によって行われる相互の負担で成り立つものを言います。
4.公助
公助とは、上の3つの助け合いで解決できないようなことに対して行う社会福祉制度のことと言われています。税金などの公による負担で成り立っており、生活困窮に対する生活保護や虐待対策などが当てはまります。
地域包括支援センターとは?
この「地域包括ケアシステム」の実現をサポートする拠点が、「地域包括支援センター」です。ここでは、主に高齢者を対象に、介護予防や生活支援、権利擁護に関する相談に対応しています。実は、高齢者本人だけでなく、家族や地域の人も気軽に相談できる場所なんです。

「ちょっと心配なことがある」「誰に聞いたらいいかわからない」そんなときは、ぜひ地域包括支援センターに声をかけてみてください。
最後に
地域包括ケアシステムは、「誰かを支える」という視点だけでなく、「わたし自身が支えられていい」というメッセージも含んでいます。自分にできること、誰かと一緒にできること、そして頼っていい場所――そのすべてが組み合わさって、支え合うまちが生まれます。

「やさしいいばしょ」では、これからもこうした地域の取り組みや、暮らしを支える制度についてわかりやすく発信していきます。どこかでふと思い出してもらえたら、うれしいです。